教科書展示会に行きましょう(~6/30まで)

小中学生の学びの場として、学校はとても重要です。そして、その学校で授業の「柱」になるのは、教科書です。

その教科書が、どのように選ばれているのか、ご存じですか。

まず、各教科書会社が作成した教科書は、すべて文部科学大臣による検定を受けます(この検定制度については賛否両論あります)。そして、7月から8月にかけて、大田区教育委員会で、複数社の検定済教科書を比較検討する等して議論したうえで、大田区立学校で使用する教科書を採択します。今年は、小学校で使用する教科書の採択の年にあたり、7月21日、8月8日、9日に教科書採択に関する教育委員会が開催されます。

この採択に先立って、大田区では、6月1日から同月30日間、教科書展示会が開催され、区民だれでも採択対象になる教科書を見ることができ、区民意見を教育委員会に提出できます(教科書展示会の場所は、大田区消費者生活センター2階フリースペース、池上会館3階教科書図書館等)。

弁護士としては、日本国憲法の内容や日本国憲法が誕生する歴史的経緯について各教科書でどのように記載されているのかがとても気になるところで、私も、毎年教科書展示会には参加して、区民意見を提出しています。

日本国憲法には興味のない私の友人たちも、いじめについてどのように説明しているか、ジェンダー平等についてどのように説明しているか、道徳ではどのような読み物を教科書に記載しているか等、その人自身の問題関心に沿って、教科書を読み、意見を書いているようです。

特に、2021年には、政府の閣議決定をうけて、文部科学省が、教科書会社に対して、検定済み教科書について、「従軍慰安婦」という言葉は削除し、「強制連行」は「動員、「労働に従事」などの表現に改めるよう「修正」を行うよう説明会をしました。戦前に行われてきた軍国主義の歴史を思い返すと、国定教科書を作っていくのだろうかととても残念です(なお、このことについてよく知りたい方は、自由法曹団のリーフレットをお読みください)。

子どもの頃の教育は、その子にとっては一生の問題です。それとともに、未来の日本を形作る問題でもあります。

大人として、子どもによりよい教育をプレゼントできるよう、よりより未来の日本を創れるように、教科書展示会にぜひお出かけください。そして、教科書を読みながら教育について考え、子どもたちのためにあなたの意見を書いてきてください。

                                 以上

教科書展示会 6/1~6/30

大田区消費者生活センター2階フリースペース

平日9:00~18:30 土・日9:00~17:00 6/26休み

池上会館3階教科書図書館

平日9:00~18:30 土・日9:00~17:00

糀谷小学校 平日9:00~17:00 土・日休み

蒲田小学校 教員のみ平日9:00~17:00 土・日休み