東京南部法律事務所ニュース
        2006夏号
   国公法 堀越事件不当判決 ―ビラをまくだけで犯罪!?―

  人間らしく働きたい! 弱い者イジメの労働法制

  教育基本法「改正」案で教育はどうなる

  役に立つ法律知識 グレーゾーン金利のからくり

  コラム  オススメ映画コーナー

  大田ところどころ
残暑お見舞い申し上げます。
 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
 今年は、曇りや雨の日が多く、野菜や果物の収穫が充分でなかったということでした。そんなことを話題にしておりますと、横の方から、それよりも、雨が降らない。日照りが続く。田圃が干上がる。そんなことの方がもっとシンドイんじゃないかとくる。
 ちょうどよいということは、あまりない。あっても長続きしない。政治についてみても、一方をたてると、他方に無理がかかる。不平不満をなだめながら、右顧左眄するだけでは、政治とはいえない。しかし、絶対許すことのできないことは、反対を押さえ込んで、法を作り、法によって、弱い者を犠牲にしたり、切り捨てたりすることである。最低、政治に求めるのは、「仁」である。
 電車の吊り広告に、チベット高原で、日本の若い女性が乗馬を楽しんでいるのがあった。旅行会社からの誘いではあるが、なにかホッとして、この国に生まれたことをよしとした。
 皆様どうぞお大事に。

  2006年8月
向 武男


撮影 田村幹彦