東京南部法律事務所ニュース
        2005年冬号
   被爆者・東さんの勝利判決と原爆症認定集団訴訟について

  今注目すべき「労働法制」の動き

  熱い思いを語る「憲法に思う」

  談話室

  事務所から

  大田ところどころ

謹賀新年
 皆様お変わりありませんか。
 友人藤野薫の配偶者は新潟・小千谷の出身です。聞けば中越地震のその日、家族など七名が現地へ行っていたが、そろって外出していて無事であったそうです。昔風の建物の二階にあった仏壇もその中の祖先の位牌も取り出すどころか粉々になっているでしょうとのことです。それよりか、東京から連れていった猫が崩れた家の中でどうなったか分からないとあきらめながら嘆いています。
 人命は貴重です。上下とか貧富にかかわりません。助けられた命、失われた命。何億年の間ヒトの命がつらなって今日あることを思います。災害やむなしではなく、雪のこの冬どうか無事に越せますようにと、すべてが念じております。
 敗戦によって得たとしても、この六十余年は外敵による攻撃を受けませんでした。このことを平和と呼ぶことにしてきました。イラクに平和はありません。天災によったのではなく、人々は、戦火にさらされ、逃げまどいながら、平和になることを神に祈っております。
 大切なこの国の平和を、末長く子孫に伝えていくことを心に誓います。
皆様どうぞ健康でお過ごし下さい。

  平成一七年元旦 向  武 男

 


撮影:向 武男