東京南部法律事務所ニュース
        2003年夏号
   預金過誤払い訴訟について

  どう変わる?労働者の今後

  私たち有事法制に反対です!

  談話室

  私の修習生日記

  大田ところどころ

残暑お見舞い申し上げます
一九六八(昭和四三)年四月事務所ができてから三五年たちました。
もうそんなに経ったか。まだそれくらいかなどと、ひとそれぞれの違いがあります。東京城南の地に、困ったことがあれば、何時でも誰でも飛び込める、敷居のうんと低い、みんなの法律事務所を創ろう。それが出発の基本でした。弁護士四名、事務局二名で出発となりました。借地借家の明渡し、労働組合の争議、交通事故、その他種々雑多な事件に追い回され、弁護士ひとりの担当事件が一二〇件というたいへん多忙な時期もありました。
五年、一〇年と過ぎ、扱う事件はサラ金、医療・薬害、公害、日照権などと広まり、航空関係労働組合事件、ハンセン病事件など全国規模の事件にも基幹事務所として深くかかわってきました。
  この三五年の間、事務所と外部とは人事の交流も繁く、他の事務所へ中心メンバーとして派遣し、各種法律家団体の主要な仕事に参加してきました。大学教授としても活躍しております。各人それぞれ才能を発揮して、自由と民主主義のために頑張っております。
ただいま弁護士一六名、事務局一二名の所帯になりました。みんな力を合わせて立派な仕事を果たしていきます。
酷暑の折どうぞ健康にご留意ください。
二〇〇三年 夏
向 武男

撮影 清見 栄