ロシアのウクライナへの軍事侵攻に抗議する声明文

2022.03.29

ロシアのウクライナへの軍事侵攻に抗議する声明文

 

2022年2月24日、ロシア連邦共和国(以下、「ロシア」といいます。)がウクライナに対して、軍事侵攻を開始しました。

ロシアは、ウクライナの住宅、交通機関、病院、劇場、学校等にも攻撃を行い、子どもを含む多くの民間人の血が流れ、深刻な被害が生じています。また、ウクライナ国内の食糧不足、医療物資・医療機器の不足も報道され、人道上重大な危機が生じています。

さらに、3月20日時点で、1000万人ものウクライナの人々が戦火に追われ、国内外への避難をせざる得ない状況となっております。

加えて、2月27日、ロシアは核兵器使用を示唆する暴挙にでています。

ロシアのウクライナに対する上記軍事侵攻は、武力行使を禁止する国連憲章第2条第4項に違反し、また民間人に対する攻撃や、住居等に対する無差別な攻撃は、1949年8月12日のジュネーブ諸条約の国際的な武力紛争の犠牲者の保護に関する追加議定書(議定書Ⅰ)第51条、第52条等に違反する行為です。

東京南部法律事務所員一同は、このロシアの軍事侵攻に反対の声を挙げます。

一方の国家が、他方の国家の主権を無視し、武力によってその意思を押し付けるなど、平和を希求する国際社会にとって、あってはならないことです。

東京南部法律事務所員一同は、このロシアの軍事侵攻に満身の力を込めて抗議し、ロシアに対して、即時停戦、ウクライナからの即時撤退を強く求めるものです。

以上