私の修習生日記
57期修習生の大石綾です。

 私は、2004年4月から6月まで東京南部法律事務所でお世話になりました。その間、指導担当の船尾先生には、事務所での打ち合わせから、裁判所、弁護団会議等あらゆる場所に同行させていただきました。
 船尾先生は、私が同行する際には必ず事件の説明をして下さり、また、私の基本的な質問にも丁寧に答えて下さったので、大変勉強になりました。
 事務所の他の先生方も、修習生に適した事件があると声をかけて下さったので、その都度同行させていただき、多様な事件を見せていただきました。
 また、事務所にいるときにも、先生方は自由闊達に意見交換されているので、先生方の色々な考え方、事件への対応の仕方を知ることが出来ました。
 このように、東京南部法律事務所は、多種多様な事件や、事件への取り組み方を学ぶことができるうえ、風通しが良く、和気あいあいとしていて雰囲気の良い事務所なので、修習に最適の事務所であると思います。
 事務局の方々も、事務所に不慣れであった私に事務所の案内をして下さったり、法律実務について教えて下さったりと、大変親切にしていただきました。
 このような事務所で修習できたことは、大変幸せであると思います。
 3ヶ月間ありがとうございました。
 今後は、司法研修所で修習した後、10月から弁護士となるのですが、この3ヶ月間の弁護修習で学んだことを基礎として頑張っていきたいと思います。 
事 務 所 か ら
  就任しました
 ロースクールの教授に就任して        塚 原 英 治
 4月から、早稲田大学大学院法務研究科(法科大学院)の教授として、前期は2科目(弁護士の役割と責任、司法制度論)を教えています。 後期は1科目(民事弁護実務)を担当。来年はさらに2科目が増え、合計5科目を教えることになっています。一方的に教え込む授業ではなく、資料調査の方法や考え方を教え、「あなたなら、どうする。」という問いかけと応答を中心に組み立てています。学生はよく勉強します。社会人も多く、こちらも真剣勝負で、予習に追われています。

  第二東京弁護士会の副会長に就任して     佐 藤 誠 一
 このたび第二東京弁護士会の副会長に就任することになりました。弁護士会はこの間、弁護士制度の利用者である市民の方々にとって、利用しやすく、利用しがいのある弁護士制度に変革することを最重要課題として取り組んでまいりました。私も副会長の一人として、この課題を追求するため精一杯努力してまいります。任期の来年3月まで、ご依頼者の皆様にはご不便をおかけしますが、なにとぞご理解頂きますよう、お願い申し上げます。

  退所にあたって      事務局 吉川 輝子
  
 25年余り働いてきた事務所を7月いっぱいで退所することになりました。6月上旬から有給休暇に入りましたが、おりしも国会は最終版、年金改悪法、有事関連法と目白押しの悪法ラッシュに連日のように国会へ、さらに間近に迫った参議院選挙と家にいる間もあらばこそ、帰宅するとルス電やFAXが毎日タップリ。おまけに紙づまりなんて表示がでていても、もう親切な隣人はいないし、ため息の連続でした。でも念願だった大田区への引越しも無事終わり、これからは大田区のみなさんと有事法制の発動を許さない運動、憲法改悪反対の運動を取り組みます。

  中国「残留孤児」国家賠償訴訟100万人署名
    現在までに3174筆(7.14現在)を超える署名が集まりました!ご協力いただき大変ありがとうございました。引き続き、あたたかいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

なんぶ2001年夏号