東京南部法律事務所ニュース
        2007夏号
   中国「残留孤児」国家賠償訴訟 「本当に日本に帰ってよかった」と言え  るために

  原爆症認定集団訴訟東京地裁判決「5たび国の原爆症認定行政を断罪!」

  薬害肝炎訴訟東京地裁判決 薬害C型肝炎全員救済をめざして

  JAL客室乗務員深夜業免除裁判 仕事と家庭責任の両立を求めて

  コラム  オススメ小説・映画コーナー

  コラム  新米ママの子育て奮闘記・私の修習体験記

  大田ところどころ

残暑お見舞い申し上げます。
 皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
 今年は、曇りや雨の日が多く、野菜や果物の収穫が充分でなかったということでした。そんなことを話題にしておりますと、横の方から、それよりも、雨が降らない。日照りが続く。田圃が干上がる。そんなことの方がもっとシンドイんじゃないかとくる。
 ちょうどよいということは、あまりない。あっても長続きしない。政治についてみても、一方をたてると、他方に無理がかかる。不平不満をなだめながら、右顧左眄するだけでは、政治とはいえない。しかし、絶対許すことのできないことは、反対を押さえ込んで、法を作り、法によって、弱い者を犠牲にしたり、切り捨てたりすることである。最低、政治に求めるのは、「仁」である。
 電車の吊り広告に、チベット高原で、日本の若い女性が乗馬を楽しんでいるのがあった。旅行会社からの誘いではあるが、なにかホッとして、この国に生まれたことをよしとした。
 皆様どうぞお大事に。

  2006年8月
向 武男


撮影 西 英子