「おおた・憲法の夕べ」へのお誘い

5月26日(木)
開場18:30 開演18:45
アプリコ 地下展示室

※入場無料


主催:弁護士9条の会・おおた
協賛:大田九条の会(仮称)結成準備会・大田たまがわ九条の会(準備会)・「九条の会」アピールに賛同する一人一人の会(金子ミサ子、末吉美智子、高橋八重子)・九条の会大森西(準備会)・憲法改悪反対働く者の九条の会・憲法9条をまもる大田女性の会・新蒲田九条の会・糀谷九条の会
(5月10日現在)



問い合わせ先
 銀座通り法律事務所
    рO3−5568−7601
  東京南部法律事務所 
   рO3−3736−1141

 いま、日本国憲法、とりわけ9条を変えてしまおうとの動きが、かつてない規模と強さで台頭してきています。
 こうした動きに対して、井上ひさし、梅原猛、大江健三郎ら9氏は昨年6月、「9条の会」を立ち上げ、次のようにアピールしています。

  『日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています。

  ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、五〇〇〇万を超える人命を奪った第2次世界大戦。
  この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、
  武力を使うことを選択肢とすべきではないという教訓を導きだしました。

  侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、
  戦争放棄と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、
  こうした世界の市民の意思を実現しようと決意しました。

  しかるに憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、
  かつてない規模と強さで台頭してきています。
  (中略)

  私たちは、平和を求める世界の市民と手をつなぐために、
  あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたいと考えます。
  そのためには、  (中略)
  日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、
  一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。』


 私たちは、この呼びかけに応え、この大田の地でも、「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、」一緒に憲法や平和について考え、憲法を輝かすために声をひろげて行きたいと考え、それぞれの地域や職場で、出来るところから、それぞれの「九条の会」を準備してきています。
 そして、まず、「弁護士九条の会・おおた」結成の記念として、フォトジャーナリストの郡山総一郎さん、日本近代史の研究者で「九条の会」の事務局長である小森陽一さんをお招きして、平和と憲法についてみんなで考える集まりを企画してみました。
 ぜひ、皆さんお誘いあわせのうえ、ご参加下さい。
出演者紹介

郡山総一郎さん(スライドとおはなし〜戦争下の民衆の暮らし〜)
フリージャーナリスト。
地元高校を卒業した後、自衛隊に入隊。6年後に除隊し、写真家へ。
主な著書は、「未来って何ですか〜ぼくがいちばん撮りたかったもの」(新日本出版社)。
世界各国を飛び回り、主に戦地の写真を撮影。昨年は、民間人であるにもかかわらずイラクで拘束されるという衝撃的な出来事を経験。
当日は、郡山さん撮影の写真とともに、「この世界の真実を、ぼくらは知り、自分の頭で考え続けなければならないと思っている」との郡山さんの思いを話しいただきます。
小森陽一さん(おはなし〜改憲をめぐる状況と日本の未来〜)
東京大学教養学部教授。
専攻は日本近代史。主な著書は「漱石を 読み直す」(ちくま新書)、「天皇の玉音放送」(五月書房)、「表現する人々」(新日本出版社)など。
平和と教育を守る立場から改憲問題や教育基本法改悪問題について多くの発言・講演をされるとともに、最近では「九条の会」事務局長として全国で活躍中。
当日は、自民党改憲試案の問題点とともに、私たちがどうしたら改憲を阻止できるかについてお話しいただきます。
土井香苗さん(司会)
弁護士。「弁護士九条の会・おおた」よびかけ人。
1997年アフリカのエリトリアへ国際司法ボランティアとして出かけ、憲法制定に携わった。現在、難民問題、原爆症認定集団訴訟などの多数の人権事件に関わっている。駿河台法律事務所在籍。